酵素とは、

体内酵素は、人間の身体の中で様々な化学反応を助けるタンパク質の一種です。
彼らは体内での
 1.消化、
 2.代謝、
 3.DNAの複製、
 4.たんぱく質の合成
など、

身体の基本的な生物学的プロセスに必要不可欠です。

午4:00~12:00時は、体にたまった毒素や老廃物を排出して
体を浄化している時間です。夜中に代謝して解毒しているのがこの時間で、寝汗や朝起きてからの尿や便は、その働きの結果です。
この時間帯は、代謝酵素が働き、消化酵素は休息しています。
胃や腸などの消化器官も半分眠っている状態です。
なので、この時間帯にしっかりとした食事をするのは、酵素の観点からはよくないということになりますね。
なぜなら、消化酵素を働かせると代謝酵素が足らなくなって、代謝がスムーズに行われず体内に毒素をため込んでしまうからです。

2つ目の時間帯の12:00~20:00時は、
朝、起きてから少しずつ胃腸が目覚めて食事をする準備ができ、消化酵素も活発に働き出すタイミングなので、食事をするならこの時間がベストだということです。

そして、最後の20:00~4:00時は、吸収と代謝の時間だと言われています。

午後8時までに摂った栄養素が消化・吸収され全身に回っている時間で、体の中では新陳代謝が活発に行われ、古くなった細胞の再生などが行われています。
生命維持に不可欠な代謝をしっかり行うために、起きている時ではなく眠っている間にやるということなんです。

酵素には、体内酵素と体外酵素の2種類があり、体内酵素は体の中で消化や代謝の反応に関わる酵素です。体外酵素は食品の中に含まれる酵素で食物酵素とも呼ばれます。
酵素にはたくさんの種類があり、その数はおよそ2,000種といわれます。消化酵素としてよく知られているのは唾液や胃液・膵液で、次のような種類があります。

炭水化物(でんぷん)を分解する「アミラーゼ」

たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」

脂肪を分解する「リパーゼ」

核酸を分解する「ヌクレアーゼ」
健康な方の場合「代謝酵素80:消化酵素20」のような代謝酵素に体内酵素の分配が多くなっている状態です。

反対に

不健康な方の場合「代謝酵素20:消化酵素80」のような状態で代謝酵素に体内酵素が回っていないので、身体に様々な悪影響が出やすい状態となってしまいます。

酵素の主成分はタンパク質

→タンパク質はいくつものアミノ酸から成る立体構造をしており、加熱すると崩れて機能を失います。酵素もタンパク質と同様に、加熱すると本来の機能が失われてしまいます。

 酵素の主成分はタンパク質である ため、高温になると酵素の立体構造が崩れて、 基質と結合できなくなる。 

 そのため、酵素が触 媒となる化学反応では、温度が高くなりすぎる と、反応速度が小さくなる。 酵素の反応速度 が最大となる温度を「最適温度」という。

酵素は、特定の化学反応を大幅に高速化する触媒として働きます。それぞれの酵素は特定の「基質」(反応に関与する分子)に結合し、反応を助けるための適切な環境を提供します。その結果、新たな分子が作り出されます。人間の体内には多くの酵素が存在し、それぞれが特定の化学反応を促進する役割を果たしています。
 以下に、人間の体内で重要な役割を果たすいくつかの代表的な酵素を挙げます

 消化酵素は、胃や膵臓、小腸など消化器官から分泌され、食べたものを分解して、体に吸収しやすいようにする酵素です。

分解される栄養素によって大きく分けると、次のとおりです。
アミラーゼ(炭水化物分解酵素)

炭水化物をブドウ糖に分解する


プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)

タンパク質をアミノ酸に分解する


リパーゼ(脂肪分解酵素)

脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する

唾液にはアミラーゼ、胃液にはペプシン、すい液にはリパーゼが含まれています。また、膵液にはトリプシン、キモトリプシン、アミラーゼ、リパーゼなどが含まれています。

→ラクターゼ

乳糖(乳製品に含まれる糖)を分解するための酵素で、主に小腸で生成されます。

 乳幼児の場合、母乳を消化するために大量のラクターゼが体内に存在します。

 しかし、一部の人々は成長するにつれてラクターゼの生成が減少し、結果として乳糖不耐性を発症します。

 これは特に一部の地域や民族集団に顕著で、その中には日本人も含まれます。

一部の研究では、日本人の大半が成人になるとラクターゼ活性が減少し、その結果、乳糖の分解が困難になります。

こんな生活習慣が酵素を無駄遣いしている!

→食品添加物

酵素の働きを阻害するといわれます。成分表示をチェックし、できるだけ添加物を含まないものを選びましょう。

→お酒の飲み過ぎ

「二日酔い」になるのは、アセトアルデヒドという毒性のある物質を酵素で分解しきれないため。飲酒は適量を超えると有害です。

>>>アルコール分解酵素と栄養素

→喫煙

骨塩は、血管を傷つける原因となる活性酸素を増やし、活性酸素を除去するために多くの酵素が消費されます。

→食べ過ぎ

消化のために多くの消化酵素を使ってしまい、代謝酵素が不足しがちに。

→食べてすぐ寝る

本来、睡眠中は代謝酵素が働き、消化酵素は休息する時間なので二重に効率が低下。

→動物性タンパク質の取りすぎ

体にとって必要な栄養素ですが、消化にたくさんの酵素を必要とするので、食べ過ぎは禁物