自律神経を整えるには、1

自律神経を整えるには、生活習慣や運動などを取り入れることで、交感神経と副交感神経のスイッチを上手に切り替えることが大切です。

→食事面

 3食バランスよく食べ、朝食を抜いたり夕食を食べ過ぎたり、夜中に間食をしたりしないようにしましょう。また、ビタミンB群には自律神経を整える働きがあり、特にビタミンB6が重要

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🔳自律神経を整える上で食べてはいけないもの

→パン
 糖質が非常に多く含まれ、血糖値の急激な上昇が予想されます。
特にチョコレートやカスタードクリーム、砂糖を多く使用している菓子パンは特に注意が必要です。


→麺類
 こちらも糖質が多く含まれていますが、主食として適切な量以上を摂取する際には注意が必要です。
のど越しも良くスルリと食べてしまうことができるために、摂取が過剰になりがちなため注意してみてください。


→ファーストフード
 糖質や塩分、カロリーなどすべてにおいて過剰になってしまうことが多く、栄養バランスも偏ってしまいがちです。
時々であれば問題ありませんが、頻繁にならないよう注意が必要です。


→スナック菓子・甘いお菓子
 菓子パン同様に糖質が過剰になってしまいます。
少しの量でも糖質、カロリーは多いですし、一度食べるとなかなか止められず、気が付いたら1袋食べてしまったということも多いので注意が必要です。


→禁酒

 飲酒は血管を拡張させる働きがあります。血管が拡張することで血圧は下がりやすくなってしまい、結果的に心臓や脳への血流が低下しやすくなってしまいます。
 また、睡眠前のアルコール摂取は睡眠へ悪影響を及ぼします。睡眠障害により自律神経失調症は更に悪化してしまう可能性があります。


→禁煙
 喫煙は肺への影響のみならず、血管への影響もとても大きく見られます。喫煙により、心臓や脳の血管が収縮することで、心臓や脳への血流が低下し、めまいやふらつき、胸の痛みなどの症状が見られます。
 飲酒も喫煙も自律神経を悪化させてしまうことが考えられるため控えることをおすすめします。

🔳自律神経を整える食べ物
特に摂取すべき栄養素について解説していきます。


→タンパク質
 臓器や筋肉、爪、髪の毛、体内で生成されるホルモンや酵素などはすべてタンパク質から作られています。
タンパク質を適切に摂取することで、ケガや病気からの回復も早まり、疲労回復にもつながります。しらすやいわし、牛肉などに多く含まれています。


→鉄分
 血液の中には、赤血球という赤い血の成分の一つがあり、赤血球は全身に酸素を運搬する働きがあるヘモグロビンにより構成されています。
ヘモグロビンは鉄とタンパク質により作られているため、鉄分が低下することで、ヘモグロビンの濃度が低下したり、ヘモグロビンの構造に異常が見られると全身に酸素を運搬することができなくなり、ふらつき、だるさ、集中力の低下など様々な症状が見られ、これを貧血と呼びます。鉄はレバーやパセリ、卵の黄身などに多く含まれています。


→亜鉛
 エネルギー代謝や免疫反応など体内の様々な代謝活動をサポートしています。
タンパク質とともに摂取することで全身の代謝活動がより活性化されます。不足することで貧血になることもあるため注意が必要です。牡蛎、レバーや牛肉などに多く含まれています。


→カルシウム
 健康な骨や歯の維持に重要です。心臓などの筋肉にも影響するため、カルシウムが不足することで手足のだるさやつりなどが出現します。
桜エビやチーズ、いかなごなどに多く含まれています。


→ビタミンB群
 ビタミンB1は糖の代謝に重要な働きをしており、不足するとブドウ糖から十分にエネルギーを産生できなくなり、食欲不振、だるさなどの症状が現れます。
また、脳はブドウ糖をエネルギー源としているため、ビタミンB1が不足するとエネルギーが不足し、脳や神経に障害を起こします。玄米や納豆、豚肉に多く含まれています。

→運動面

 筋トレやマラソンなどのハードな運動は避け

ウォーキングなどの有酸素運動を20~30分/日、2~3回/週行うとよいでしょう。また、ストレッチやヨガも自律神経を整える効果があり、自宅でも簡単に実践できます。