人工甘味料

「甘味料」とは、食べ物に甘みをつけるために使われる調味料のこと。日本の食品衛生法では、これらの甘味料は、食品添加物に分類されます。私たちに身近な甘味料といえば砂糖をイメージする方も多いと思いますが、実は「甘味料」にも色々な種類があるのです。では、どのような種類があるのか見ていきましょう。

甘味料の種類

甘味料は、大きく分けて「糖質系甘味料」「非糖質系甘味料」の2つに分けられます。そして、そのほとんどが糖質です。
糖質系甘味料には、砂糖、澱粉由来の糖、その他乳糖等の糖、糖アルコールがあります。一方、非糖質系甘味料は、「天然甘味料」「合成甘味料」に分類されます。
天然甘味料は、植物の葉や果実などに含まれる甘味成分を抽出して作られたものであり、合成甘味料は、化学合成によって人工的に作られたもののことを言います。

人工甘味料とは?

「人工甘味料」は、主にダイエット飲料や減糖コーヒー、ガムや 錠菓などの菓子類に使用されている自然に存在しない人工的に合成された甘味料のことをいいます。人工甘味料は、砂糖と同様の1g当たり4キロカロリー。しかし、甘味度はなんと砂糖の数百〜数千倍!少量でも強い甘みを感じるという性質があります。
そのため、摂取カロリーを抑えたり、血糖値の上昇を抑制する効果が期待されており、肥満や糖尿病の予防や治療に有用な可能性があると言われています。
しかし、一方では、味覚刺激や腸内環境の変化を介して糖代謝に影響することが考えられており、メリットだけではなさそうです。