ステロイドホルモン

 ステロイドホルモンは、コレステロールを基本構造としたホルモンです。

脂溶性の特性を持っているため、細胞膜を通過しやすく、細胞の中のDNAに直接作用することができます。


主なステロイドホルモンとその働き

・コルチゾール

  ストレス応答、炎症の抑制、血糖値の調整など。


・アルドステロン

  水分と電解質のバランスを調整。

・テストステロン

  男性の二次性徴、筋肉の発達、性欲などを調節。

・エストロゲンとプロゲステロン

  女性の月経サイクル、妊娠、骨密度などを調節。

これらのホルモンは、成長、発達、代謝、免疫応答など、体内の多くの重要なプロセスを制御しています。

しかし、過剰または不足すると健康問題を引き起こす可能性があります。


;ビタミンDとステロイドホルモン

 ビタミンDは、ステロイドホルモンの一種とも考えられています。

紫外線を浴びると皮膚で作られ、その後肝臓と腎臓で活性化されます。

主に骨の健康を保つために、カルシウムとリンのバランスを調整します。

コレステロールがビタミンDの生成に必要な成分です。