年代別の発症状況は、30歳代後半~40歳代で女性が男性よりやや高く、40代後半からがんの発症リスクが高くなっていきます。40代から50代にかけては大腸がんが最も多く、胃がんも増えていきます。肺がんもこの二つに次ぐ発症状況ですが、治療効果を得にくいがんですので、まず予防のために禁煙が必要です。男性特有のがんである前立腺がんは50歳ごろから急激に発症リスクが高くなる特徴があります。
一方、20歳では食道がんや胃がん、大腸がんはほとんどありません。国立がん研究センターのがん統計データによると、現在20歳の男性が10年以内に何かしらのがんと診断される確率はわずか0.3%、20歳女性の場合は0.5%と非常に少ないです。